書 跡

書は文字の意味だけでなく、用いられる料紙や字配り、墨の濃淡や筆の運びに込められた、書き手の美意識や心を伝えるものでもあります。美しく装飾されたお経から、天皇や公家、武士たちの息づかいを伝える書簡まで、多彩な名筆をコレクションしています。

伝聖武天皇

 《賢愚経 須達起精舎品 断簡(大聖武

奈良時代 8世紀

 《妙法蓮華経 巻第五(鳥下絵経

平安時代 11世紀頃

 《紺紙金銀交書 大般若波羅蜜多経

  巻第二百十三 初分離信解品》

平安時代 12世紀

平行盛

 《法華一品経 和歌二首懐紙 譬喩本》

平安時代 12世紀

後柏原天皇

 《御消息「ただいまのはな

室町時代 15世紀末~16世紀初

千利休

 《書状 芝監物宛 七日「従堺直に御城

桃山時代 16世紀

後陽成天皇

 《柿本人麻呂像画賛》

桃山時代 16世紀末~17世紀初頭

烏丸光広

 《和歌一首懐紙「雪中冨士

江戸時代 17世紀

明正天皇 宸翰

 《和歌御詠草「たのむぞよ

江戸時代 17世紀